「問題解決をするためには仮説が必要だ」と分かっていても、一撃必殺の仮説どことか、手がかりさえつかめない、ということがあります。
そんな時の対処法をまとめてみました。
リアルに人に聞く
少なくとも「自分よりは詳しそうだ」と思える人に聞いてみること。
仮説を立てるための材料は突然空から降ってくるものではありません。
仮説は1つや2つではなく、最低10個くらいは必要です(問題の大きさや深さによりますが
)
「漏れ」と「ダブり」がない状態が望ましいので、仮説が多ければ多いほど問題解決に近づきます。
ボクの感覚ですが、色々試してみた消去法から問題解決できる場合が多いです。
最近、「ある事」と意識して、慢性的な肩こりが急になくなった体験があります。
パソコン作業中の姿勢が悪い、という自覚はありましたが、マッサージやストレッチ、整体などでメンテナンスして乗り切っていました。
かれこれ3年近く通っているスポーツジムで、プランクという体幹トレーニングの定期的にするようになって、「お腹に力を入れるクセ」が付き始めた途端、骨盤が立った状態を長時間キープできるようになり、その結果背筋が伸び、猫背になりにくくなった、というのが事の顛末です。
週3回を3年間、有酸素運動や、骨格リセット、ヨガ、高強度インターバルなど、ありとあらゆるプログラムを試してようやくたどり着いた、というのが正直なところです。
ネット・本で調べる
フリーランスで仕事をしていたり、人と合う機会が減っている場合だと、「リアルに人に聞く」こと自体難しいことかも知れません。
その場合は、ネットで調べたり、Q&Aサイトを利用するのがおすすめです。
有名なところだど、Yahoo知恵袋やOKWAVE、人力検索はてな等がありますが、個人的にはQuoraのような実名のサイトが回答の精度も高くおすすめです。
ここでのコツは細かいことは、細かいことは気にせずに5~10名くらいの意見を聞いたり、同じジャンルの本を読んでいると「これみんな言っていることだな」ということが見つかることがあります。
例えば、以前にiPhoneた写真の撮り方を勉強するために、写真家の本や直接話を聞いて分かったことに「露出と構図」が重要なんだということが共通点として分かってきました。
【関連記事】プロカメラマンに学ぶ iPhoneカメラを使いこなす撮影テクニック【人物撮り編①】
他業種の取り組みを転用する
例えば、解決したい問題が「テレワークの普及にともなうクラウドサービスの導入方法」なら、他の業界の取り組み事例を転用することもできます。
英語がOKの人なら、海外のサイトも見てみましょう。
仮説が多くなりすぎた場合どうするか?
あれこれと仮説が多くなりすぎた場合には、マインドマップで仮説を幾つかにグルーピングをしたり、ピラミッドストラクチャなどのフレームワークを使って、共通項や類似性を見つけ出すことも重要です。
【関連記事】フレームワークの意味は料理に例えると誰でも簡単でわかりやすい
クローゼットにセーターとブラウスは一緒にしても、セーターと下着は一緒にしないのと同じように何らかの共通点の中で仮説をみつけることがポイントになります。
自力で仮説を立てるのが厳しければ人を頼る
今日よりも明日、一歩でも前進するように、問題を見てみぬふり、先送りせずに、人を頼ろう。