「気にしないで」と声をかけても、それが出来ず引きずってしまっている様子、、、子供が気持ちを切り替えるひと言はありませんか?
このような悩みに答えます。
結論は、鶴の恩返し理論を覚えて、
「次だよ、次」
「いまは何すべきとき?」
「今、ここに集中しようよ」
このようなひと言をかけることです。
この記事を書くボクはウェブ解析士です。
ウェブ解析とは、ひとことで言えば、顧客の心理を理解して、成果につなげる提案ができること。
つまり、相手の心理を理解するプロです。
今回は、先日、スポーツ心理学に興味を持った中学生の娘に、部活でいますぐ活用する方法を考えてみたので、ここで気持ちが上手く切り替えられない人の日々の暮らしで使いこなしたり、子供が気持ちを切り替える具体的なひと言が知りたい人のお役に立てば嬉しいです。
気にするな!がなぜ気になるかを分解
なぜ気にするな!のひと言がいつまでも気になるか、移り変わりの感情を細かく分解してみました。
(あなた)ドンマイ(Don’t mind)気にするなよ!
(相手)そうだな、、、気にするなって言ってくれてるし、気にすることなんかないんだ
(相手)あー、でもやっぱりあんな失敗しちゃって、、、自分って駄目なヤツだ
(相手)だめだめ、気にしちゃいけない
(相手)あー、でもやっぱり気になる気にしないと言い聞かせるほどどんどん気になる、、、
スポーツの現場では、わりとありがちな光景ではないでしょうか。
ボクはこの「気にする」「気にしない」という言葉は、クセモノだと思っています。
読後感が大切
広告業界でよく使われることばに、「読後感(どくごかん)」というものがあります。
読んで時のごとく、読んだあとに覚える感情のことを読後感といいます。
では、ここで質問。
あなたがミスした時に、「気にするなよ」と言われて、そのとおりに(気にならなく)なったこと、ありますか?
なんとなく心は軽くなるものの、気にならない人のほうが少ないと思うのはボクだけでしょうか。
すごく重要なところなので、もうひとつ事例をご紹介します。
鶴の恩返し理論
鶴の恩返しという昔話があります。
「翁が罠にかかった鶴を助け、その鶴が人間の女性に姿を変えて翁とその妻に恩を返す」というもの。
「絶対に中を覗かないで下さい!」を言われていた翁は、鶴が自分の羽毛を抜いて糸の間に織り込み、きらびやかな布を作っている姿をみてしまう、というこの心理、これが示唆するものはなんでしょうか。
●●するな!と言われるとかえって気になるのは、昔からだれもが知っている人間の心理なのです。
💡今日のなるほど
たったひとつのミスが心を支配することになりかねない。
そもそも、人生にミスはつきもの。
過去に引きずられることなく、目の前のことに集中できる言葉をかけて、自分の脳を次へと向かわせよう。