マーケティングリサーチやブランディングの起点となる消費者のインサイトは重要だけど、慣れるためには概念だけでなく、並行して、事例を知りたいと思っていませんか?
この記事では、インサイトの種類や、種類ごとの活用事例、最後には、ちょっと深堀りして、ビジネス上、インサイトという言葉を関係者とどのように共有することが出来るか、について、ボクのクライアントワークの中からピックアップしてご紹介します。
インサイトは2種類ある
インサイトにはカテゴリーインサイトとヒューマンインサイトの2種類があり、使い方はクライアントが抱えいる課題によります。
場合によっては、両方のインサイトを使うこともあります。
カテゴリーインサイト
ある程度、市場が成熟し、商品やサービスがある程度の認知されている場合は、カテゴリーインサイトを活用し、商品やサービスの改善を図るのに有効です。
コンシューマーインサイトと呼ばれることもあります。
ライフスタイルインサイト
新製品を開発するなど、新しい市場をつくるときには、ライフスタイルインサイトを活用し、ターゲットが抱いている気持ちや潜在的欲求をを先回りしてみつけだし、新商品に結びつけます。
ヒューマンインサイトと呼ばれることもあります。
カテゴリーインサイトの活用事例
ではさっそく事例を紹介します。
このブログの読者のカテゴリーインサイト
他の本やブログでは難しく書いてあることが事例や図解されているので読む気になる
旅行におけるカテゴリーインサイト
リラックスできるように、人の多いところは避けたい
普段食べられないような、美味しいものを堪能したい
至れり尽くせりのサービスも良いけど、時には自分の気分の赴くまま自由に過ごしたい
ライフスタイルインサイト
つづいて、以前にコスメ会社の新商品開発をした事例をもとに、、、
・良いものを選ぶ目がある賢い人だと思われたい
・新しいものより、まずは定番の商品から試してみたい
・最後まで使い切ることに快感を覚える
・自分好みにカスタマイズして使うのが好き
・好きなことだけにお金をかけたい
・頑張っている私にもっと注目して欲しい
・違った自分に変身してみたい
・もっと自分に自信をもちたい
人間が生活していく上で生じる様々な感情や心理をいい、人間関係、人生設計、憧れ、嫉妬、格言やことわざなどもライフスタイルインサイトだと言えます
ちょっと深堀り
ビジネス上、インサイトという言葉を関係者に対してどのように使うか、についてご紹介します。
自社商品のパッケージをリニューアルすることが決まった当初の会議で、リニューアル前の担当者とのやりとりで、、、
と質問してみるとか。
逆に、こちらから、
こんな事が言えたら、ちょっと上司や仲間のあなたを見る目が変わるかも知れませんね。