商品コンセプトを考えるにあたり、ゼロから考えなくても済むようなフレームワークってありますか?
商品コンセプトって言われても、思いつきで考えるのではなく、アイデアの集める公式はありますか
このような疑問に答えます。
この記事でわかること
・広告が出来るまでの3ステップと商品コンセプトの関係
・フレームワーク(アイデアを集める10個の公式)の紹介
この記事くボクは、ネット広告運用や、20万部発行の某カルチャー雑誌の広告コピーなど、約7年間広告業界に携わっています。
ものごとをゼロから考えるって、至難の業ですし、自分の価値観に偏ったコンセプトになりそうで不安になります。それに、思いつきだけではとても周囲を説得できそうにない、と考えるのは担当者なら当然のこと。
そこで、広告の全体像とコンセプトの関係をおさらいしつつ、フレームワーク(アイデアを集める10個の公式)を紹介していきます。
広告が出来るまでの3ステップと商品コンセプトの関係
ボクが考える、広告が出来るまでの3ステップは以下の通りです。
ひとことで表すなら、
ターゲットに何を言う(コンセプト)と、振り向き、共感するのか。そして、「どう言う」と行動してもらえるのか。
新しいコンセプトなくして、戦略なし、戦術なしです
フレームワーク(アイデアを集める10個の公式)の紹介
①その商品のベネフィットは何か?
使うことによって、感情の変化が起こりそうか
世の中の多くの広告は①にあるようなベネフィットを謳う広告です。
②半数以上の人が知らない事実を調べたらどうなるか
作り手のこだわりを調べてみる
③その商品に新しい快適・快感は与えられないか
もっと捨てやすくできないか
長期保存できないか
もっと簡単に手に入らないか
④時間や時期・季節をずらしたらどうなるか?
朝専用、夜専用にするとどうなるか
いまの自分の生活時間帯、いまの季節にコンセプトは偏りがち
⑤その商品を他に例えると何になるか?
何かに似せることはできないか
⑥その商品を使う人を変えてみるとどうなるか?
もっと高級感を出してみたら、どうなるか
プロが使ったら、どうなるか
⑦その商品を使わなかったらどうなる?
macbookを使わなかったら
⑧この世に存在しなかったらどうなるか?
macbookだけでなく、windowsなどのパソコンそのものがこの世になかったら
⑨その商品の使い方を変えてみるとどうなるか?
自慢したくなるような使い方
マニアが喜びそうな使い方
⑩その商品の、いままでの常識を壊したらどうなるか
環境に優しく(エコに)ならないか
色を変えてみたらどうなるか
いつもと置く場所を変えたらどうなるか
さいごに
コンセプトとは、生活者への新しいライフスタイル・新しい価値の提案であり、主張です。
広告を考えるうえで、入口と出口があり、すべては入口となるコンセプトにかかっているといっても過言ではありません。
ボクの経験上ですが、コンセプトを考えやすい順番に並べてみましたが、商品によって「この項目は考えにくい」と思う場合もありますから、止まることなく考えてみて欲しいです。
どんなコンセプトもペンやマインドマップで書き出すことが第一歩、書いたり、声に出すようにするだけで筋肉を刺激することもポイントです。