キャッチコピーの表現ってゼロから考えのではなく、何かテンプレート化、パターン化されたものがあるんじゃないか?
こんな疑問にお答えします。
この記事で分かること
20万部発行の某カルチャー雑誌の広告コピーなど、約7年間広告業界に携わるボクの考えをお伝えします。
記事の内容を実践すると、表現を考えるための手がかりができ、キャッチコピーを作る時間の削減と表現の幅が広がりますよ
手がかりとなる7つの表現方法
直球で表現
ストレートに誤解なく伝わる
例:お味噌ならハナマルキ
※反面、競争優位性・ブランド力がある時でないと広告コピーとして平凡になりがち
権威をもたせて表現
信頼性を高めたい、理解しにくい場合に使う(読み手が権威を感じれば、人間でなくても良い)
例:歯医者さんが認めたデンタルケア
問題解決する表現
調査結果や実験に基づいて表現する
例:文系大学生が就職したい企業ナンバー1
実証して表現
調査結果や実験に基づいて表現する
例:文系大学生が就職したい企業ナンバー1
大げさに表現
伝えたいことを抽象化してインパクトを与える時に使う
例:たった7日間で変わるダイエットサプリメント
恐怖を与えて表現
読み手が問題に気が付いていない時に使う
例:あなたの台所、今日もカビ増殖中かもしれません
関心ある情報を与えて表現
目立った特徴がない、まだブランド力が弱い時に使う
例:ビジネスマンの83%が役に立ったと答えています
すぐにキャッチコピーを書いてはいけない理由
結論は、「自分の書きたい表現を優先させるのではなく、顧客の意識に最適化させましょう」です。
7つのうち、どの表現の仕方がいちばん、重要性を感じてくれそうか?
を考える必要があります。
例えば、水道漏れを解決したい顧客に向けた広告に、大げさな表現や恐怖を与える表現って要りますか?っていうことです。
そのために、顧客の現在もっている意識と7つの表現を最適化させる必要があります。
顧客が現在もつ意識と7つの表現を最適化する
ここでは、顧客の意識を6つのレベルに分けてみました。
①いますぐ解決したい(焦り・緊急)
②やや問題意識があり(不安・悩み)
③今のままでは良いのか判らない(不審・疑問)
④言われてみればそうかもしれない(期待薄)
⑤良い方法があれば試してみたい(期待・希望)
⑥最良の結果を手にしたい(意欲・願望)
実際に、7つの表現を最適化するには以下の図を参考にして下さい。