チラシやDMなど、お客様を店舗からウェブサイトやSNSへ誘導する方法として、QRコードを使っている事業者さまが増えています。
しかしながら、QRコードがどれくらい読み取られたか、QRコードを使ってお客様がなにか行動を起こしてくれたか?までの効果測定を行っていなケースはボクの知る限り多いように感じます。
そこで、この記事ではQRコードからのアクセスを解析し、QRコードを使ってGoogleアナリティクスでアクセス解析する方法をご紹介します。
QRコードを使ってGoogleアナリティクスでアクセス解析するための準備
QRコードを使ってGoogleアナリティクスでアクセス解析する手順は以下の通りです。
前提としては、ボクがQRコードの入ったダイレクトメール(DM)を使ったキャンペーンをして、ブログに誘導した、という設定にしました。
①URLを生成する
ここで使うURLにはパラメーターと呼ばれる文字列のついたURLを生成する必要があります。
今回のQRコードのように、どの経路でWebサイトにアクセスしたか解析するために必要になります
ここでは、Google社が提供している無料のURL生成サイトを使います。
Campaign URL Builder▶https://ga-dev-tools.web.app/campaign-url-builder/
管理画面から、以下の5項目を入力します。
①UAもしくはGA4を選択
②Website URL→QRコードで誘導したいリンク先URL
③Campaign Source→qrcord
④Campaign Medium→dm
⑤Campaign Name→任意のキャンペーン名(ここでは、summercampaign_2022)
文字列には日本語や空白(スペース
)は使わないでくださいね!
⑤最後に生成されたURLをコピーします。
②QRコードに変換する
続いては①で生成したURLをQRコードに変換する方法です。
ここでは、CMANというサイトを使って変換します。
CMAN▶https://www.cman.jp/QRcode/?_fsi=bfPbJpGX
URLを貼り付けて、QRコードを作成するを選択し、ダウンロードしDMやチラシに添付しましょう。
QRコードを使ってGoogleアナリティクスでアクセス解析する方法
続いて、QRコードを使ってGoogleアナリティクスでアクセス解析する方法ですが、ここでは、読み取ったQRコードからWebサイトへの流入がどれくらいあったのかを確認します。
UAの場合
UA(Googleアナリティクス)にログインして集客 → すべてのトラフィック → 参照元/メディアを開きます。
「参照元/メディア」の列を見ると、「qrcode/dm」という項目から、QRコード流入のセッション数、直帰率、コンバージョン率などが分かります。
GA4の場合
GA4にログインして集客 → トラフィックの獲得 → 参照元/メディアを開きます。
指標の▼(プルダウンメニュー)から、セッション キャンペーンを選択します。
ここから先ほど設定した、summercampaign_2022 が反映されていることが確認できます。
まとめ
DMだけでなく、スマホからQRコードから自分で注文する仕組みを使っていたり、SNSを絡めたマーケティング施策で相乗効果が期待できます。
紙媒体と比べると集計も容易なところも魅力ですね。