「言葉にできるは武器になる」を読了しました(前回の続きです)
今回は第2弾です(第1弾はコチラから読めます)
心に響いたポイント
言葉は、思考の上澄みに過ぎない
ということです。
われわれは、言葉というとコミュニケーションするための「外に向かう言葉」を意識しがち。
ですが、考えをすすめたり、深めたり、広めるためには「内なる言葉」を豊かにし、強化する必要があります。
このプロセスを本書では「言葉の解像度を上げる」を表現していますが、内なる思考や感情や鮮明に理解できていればいるほど、発信する情報が鮮明になる、ということがストンとハラに落ちました。
ボクも普段、内なる言葉に向き合わないでいると、
モヤモヤしている
↓
頭の中で言葉が溢れている
↓
自分の頭の中で何が起きているか客観的に把握できていない
このサイクルにハマりがちです。
では、なぜ、このようなサイクルにハマってしまうのでしょうか。
記憶域と思考域は別もの
本書では、
人は考えているようで思い出しているだけ
といいます。
考えているつもりが、まったく前に進まないときは、過去の記憶を思い出そうとしているだけなんだそう。
そのためには、頭の中を「記憶の領域」「思考の領域」を分けて考えると分かりやすく、考えが進まないのは、記憶の領域をただ回遊しているだけなんですね。
では、どうしたら記憶の領域から、思考の領域に切り替えることができるのでしょうか。
解決方法としては、記憶域にあるものを一旦外に出して、考えることに集中できる環境を整えること。
つまり、やるべきことや、頭の中に浮かんだ言葉をとにかく書いだして空っぽにする(内なる言葉を見える化)ことで、いつまでも同じところを何度も行き来することがなくなります。
人に話すことで、またブログに書き殴ることで悩みが解消されたりスッキリするのはこのためなんですね。
行動に移したいポイント
メモ帳やノート、携帯メモを使って、頭で考えている「内なる言葉」を見える化して、必ず、
自分の頭の外に強制的に出し、自分と切り離してみる
ことを心がけます。
著者について
1979年生まれ、現在は株式会社電通のコピーライター。
直近のコピーライティングには、缶コーヒーのジョージア「世界は誰かの仕事でできている」タウンワーク「バイトするならタウンワーク」などを手掛けているそうです。