フレームワークはどんな種類分けができますか?
結論としては、6つの構造(パターン)を覚えればOK。
そうすれば、難しいことばに振り回されることなく、どのビジュアルに近いかイメージできます。
色々な場面で聞かれるようになったフレームワークですが、種類が多すぎて一見便利に見えそうで、かえって混乱しそうですよね?
ちなみにこの記事を書くボクはウェブ解析士。
普段から、クライアント向け資料をはじめ、このブログでもフレームワークを使っています。
とはいえ、最初からフレームワークを使いこなせていたわけではなく、数多あるフレームワークが結局のところ、6つの構造(パターン)に分類できるのではないか、と気がついたことをきっかけに、とても身近に感じられるようになりました。
そこで今回は、6つの構造を紹介しつつ、事例としてマーケティング系のフレームワークなどを合わせてご紹介します。
フレームワークを使うメリットとコツや注意点
フレームワークを使うメリットは思考を整理して、物事の関連性に気づくことです。
また注意点として、構成要素を漏れなく、ダブりない状態であることがポイントになります。
漏れなく、ダブりのない状態とは以下のようなイメージで捉えると良いと思います。
MECEとは、Mutually Exclusive(相互に重なりがなく)、Collectively Exhaustive(全体として漏れがない)状態でものごとを捉えている状態をいいます
とはいえ、ボクもそうですが、分類の仕方が分からないということがあります。
マーケティングで応用するなら、男女別、年齢別、地域別など、普段から対象とする事象を最初は無理矢理にでも分類してみることから始めてみるのがコツです。
①(ロジック)ツリー構造
(ロジック)ツリー構造とは、構成要素をカテゴリーや階層ごとに分解して示したものです。
関連記事▶【ロジックツリーで図解】GA4のイベントの考え方は3つに分けるのがコツ
この記事では、GA4のイベントの考え方がわかりやすいように、ロジックツリー構造で可視化しました。
関連記事▶ホームページ分析のコツ【まずは顧客の行動パターンを可視化しろ】
②フロー構造
フロー構造とは、構成要素の時間的な流れ(フロー)に分解して示したものです。
関連記事▶【サービス業の方必見】業務フローの洗い出しを顧客起点で可視化する3つのメリット
この記事では、顧客起点を意識した抜け漏れのない業務フロー構造図の作成方法を事例を交えて解説します。
③グラフ構造
グラフ構造とは、構成要素の数量の変化や割合などを分解して示しています。
関連記事▶Googleアナリティクス でもっとグラフを活用する方法
④サイクル構造
サイクル構造は、構成要素の循環的な流れを分解して示しています。
関連記事▶集客以外に手が回らない中小企業こそネット広告をすすめる理由とは?
⑤サテライト構造
サテライト構造とは、構成要素の相互依存関係を分解して示したものです。
関連記事▶3C分析を簡単に【就職や転職時の面接をイメージしてみた】
ここでは、ボクの転職時の思考プロセスをもと3つのサテライト構造にして解説していきます。
⑥マトリックス構造
マトリックス構造とは、要素を異なる軸の組み合わせに分解して示したものです。
関連記事▶中小企業の採用サイトの制作【目的・求職者の心理・作り方・注意点】
ここでは、従業員にとっての良い会社について、「働きやすさ」「働きがい」という軸と、目に見えるもの、見えないものという、2×2のマトリックス構造にしてまとめています。
まとめ
実際にあなたが知っているフレームワークがどの構造になるか?
普段から対象とする事象を最初は無理矢理にでも分類してみることから始めてみてください。
また、自分の考えをまとめる時に使えそうなフレームワークが何かを考えてみると、すっきりしますし、より、身近に感じられるのではないかと思います。
相手に伝える時も、納得されやすいので、会社の日報やプレゼン、資料作りの考えるヒントとして、役立ててくださいね。