【2022年9月23日 追記】
「パターの練習方法をもっと知りたい」
「パターの効果的な練習方法を探している」
このような悩みにお答えする記事になります。
この記事を書くボクはゴルフ歴34年ベストスコア74の元競技ゴルファーです。
パターは体格による身体能力の差がないため、練習次第で初心者でも上達できますし、なにより練習場に行かなくても自宅でも上達できるのが良いですよね。
今回は、ボクが数え切れないほど視聴したパターレッスン本や動画の中からわれわれアマチュアでも、手軽にできるか、再現できるか、という基準でご紹介します。
関連記事▶【ゴルフのパター練習①|片手打ち】上達したい人におすすめしたいレッスン
壁に頭をつけてストローク
さっそく、40〜50代のゴルフ好きならご存知の方も多い、芹澤信雄プロと重田栄作プロをチェックしてみました。
パター以外、道具が要らないので、再現性が高く、非常にお手軽な練習法だと言えます。
再現性★★★
お手軽度★★★
最大の敵はヘッドアップ
芹澤プロは、パターはもちろんショットの最大の敵はヘッドアップだといいます。
しかも大切な時に限って動いてしまうといいます。
そんな時に効果的なのが、壁に頭をくっつけてストロークする方法です。
バッティングでは頭を動かさないことでストロークするときの軸が固定され肩や腕を振り子のように一定のリズムでスイングできるようになりますまた左右に体がぶれることを防いでくれますアドレスさえ間違っていなければスムーズに正しいストロークができるでしょう。
パッティングの真髄 芹澤信雄 著
わずかでもヘッドアップしてしまったら、頭が壁から離れたり、こすりつけられ、軸が固定されていなことが分かるということですね。
これは、ストローク中のヘッドアップのチェックするには、再現性が高い練習方法だと言えるでしょう。
ひと粒で3度美味しい
続いては重田プロの、パター練習方法|自宅で簡単に上達できるパッティングドリル5選からです。
壁に頭をくっつけてストロークする方法をマスターすると、以下のような3つの動きのチェックができるといいます。
・機械的に真っすぐ動くので、確実に正しい動きを体感できます
・ストローク中に体が伸び上がったり左右にブレたりする悪い動きも同時に防げる
・パターのボール位置は「左目の下」というのがよく聞くセオリー。このドリルでは、頭を壁につけてヘッドを壁に沿わせて立つと、ちょうど目の真下あたりに球がくるため、理想のセットアップもチェックできる
https://golfsapuri.com/article/10001147
ただし、重田プロによれば、この練習をする前に、パターのフェースの芯でボールをとらえられるレベルブローを修得することが先なんだそうです。
補足①(前傾姿勢キープを身体に染み込ませる)
壁に頭をくっつけてストロークする方法をやってみると、いつものストロークとの感覚の違いに気が付くのと同時に、いかに身体が楽をしようとしているか、が良く分かります。
それくらい、壁に頭をくっつけてストロークするのは、窮屈さを感じるし、体力が要ることなのだと思います。
その証拠に、壁に頭をくっつけたショット練習を推奨する片山晋呉プロの動画でこんな事を述べています。
これ(壁に頭をくっつけて前傾姿勢をキープしたままスイングするのは)なかなか伝わらないと思うんですけど、めちゃくちゃきついです
https://youtu.be/BwoZESdWVbk?t=39
前傾姿勢を保つためには、体力が要るということを再認識しました。
補足②(下半身がブレていると感じる人向け)
お尻を壁にくっつけてストロークすることを推奨している、レッスン動画を見つけました。
日本プロゴルフ協会認定ティーチングスタッフの山本大貴さんによれば、
体幹まわりが捻れた感じがしてキツいと思います。
下半身を使わず、肩甲骨でストロークすると以外に身体はキツい。
https://www.youtube.com/watch?v=KwDuRGuQB0U
実際にやってみると、頭をくっつけるよりも、お尻をくっつけるほうが、体幹は意識しやすいように感じました。
まとめ
パターの壁に頭をつけてストロークができると、ヘッドアップがなくなることはもちろん、ボールの位置や、パターヘッドの動きも同時にチェックできます。
他にも、前傾姿勢をいかにキープできるか、という筋トレ要素が含まれていることを忘れずに練習したいものですね。