ビジネスメールやブログ、ちょっとした相手へのメッセージなど、ちょっとした文章のやり取りをするにあたり、「どうしたらもっと分かりやすい文章が書けるのか?」「分かりやすい文章には型みたいなものがあるんじゃないか?」そんなことを考えていると思います。
ここでは、ブログを毎日500回以上欠かさず書いているボクが文章を書くコツ、特に最初の頃意識してきたことを中心にまとめてみました。
これから自社のホームページやブログで記事を頻繁に更新しようとしている方や、自分の文章ってどうも分かりにくいと感じている方の役に立つ内容です。
あらゆる表現に触れる
自分の感じたことや考えをありとあらゆる言葉に変換して伝えることができれば、 仕事では自社製品の方が他社の製品よりも優れていることを表現することができますし、プライベートなら、好意のある相手に魅力的なメッセージを伝えることができます。
そのためには、普段から本や映画、お気に入りのYou Tubeや電車の中吊り広告に至るまで、他者が感覚的なことや一般的なことをどうやって文章に落とし込んでいるのかを仕入れることです。
仕入れ方にもちょっとしたコツがありますが、まずは触れた表現を自分なりに、メモしてみましょう。
関連記事 メモのとり方が下手かも知れないと感じるあなたにおすすめの方法【テンプレあり】
仕入れた情報を踏まえて、実際に言葉でアウトプットする
あとは、実践あるのみ、実際に言葉でアウトプットするだけです。
と聞くと、やはり心理的ハードルが上がってしまうかもしれませんので、この章ではさらに3つのポイントに分けて説明します。
①要点(結論)を先に、詳細(理由)は後に書く
これは言わずもがなかも知れませんが、あなたが小説家でもない限り、実務的に使う文章では「何が言いたいのか」がはっきりさせないと読んでもらえません。
ネットニュースのタイトルがつい魅力的でクリックしてしまうように、できれば読み手が前のめりになるような要点(タイトル)になれば、言うことなしです。
関連記事 ブログやYou Tubeのタイトルが決まらなくて困っている人へ送る【型】12選
②アウトプットするタイミングを逃さない
①の次に重要なのが、このアウトプットするタイミングを逃さない、ということです。
具体的には、ボクの場合、起きて間もない頭がスッキリしているうちに、ブログを書くことを習慣化しています。
モダン・ホラーの大家スティーヴン・キングも、作家として数十年間、午前中は執筆ことが365日日課になっているそうです。
理由は、アウトプットすることって、結構エネルギー(気力)を使うため、気力十分なうちでないと、頭が働かず、アウトプットが捗らないからです。
気力(エネルギー)はお金や時間と一緒で、有限です。
脳のワーキングメモリを最大限活かすために、アウトプットが終わるまでは、SNSやメールのチェックはもちろん、ニュースアプリも開かないようにしましょう。
③翻訳トレーニングから始める
さらに具体的な文章の書き方として、翻訳トレーニングをゲーム感覚で始める、ということが挙げられます。
翻訳といわれてもピンと来ないと思うので、この写真を翻訳ボクが実際に翻訳してみます。
「木目のテーブルの上に小さなグラスが置いてある。光に照らされ、輝いてみえる。大きさはちょうど手に収まる程度、容量にして150cc。グラスの底をよく見ると、小さな水滴が着いている」
いかがでしょうか?
ポイントは「美しい」とか「おしゃれ」といった自分の意見をいっさい入れないこと。
このように、絵や写真を見ながら描写することをゲーム感覚ですることをは、試してみる価値が大いにありあそうです。
このあたりの話をもっと詳しく知りたい方は、この20歳の自分に受けさせたい文章講義 がおすすめです。
ボクも3回に分けてレビューしたくなるくらい内容が濃く、いまでも手元に置いて読んではブログを書き、書いては読む、を繰り返しています。
実用的で持ち運びも便利、買って損はないですよ。
アウトプットしたものに対するフィードバックを観察する
フィードバックをひと言で言えば「行動したことに対して、上手くいったこと、上手くいかなかった理由を把握する過程」のことをいいます。
反対に、フィードバックが無い状態とは、試験の答案用紙を出しっぱなしにして採点されない状態だと言えます。
テストでどこが間違っていたか、が分からないわけですから、成長のしようがない、弱点の補強のしようがないわけです。
Facebookのブログを書く人のコミュニティーに参加したり、身近に文章を書くのが得意な人にアドバイスをもらうなど、フィードバックを得られる環境をどうやって構築するか、考えることが始めてみましょう。
💡今日のなるほど
習うより慣れろ、あれこれ考えすぎると文章を書く意欲が無くなってしまうので、ゲーム感覚で始めてみましょう。