Googleアナリティクスのユーザーエクスプローラーでは、どんな事がわかりますか?また使い方を教えてください
このような疑問に答えます。
結論は、ひとりひとりの行動データ全ての履歴を見ることができる機能が秀逸ですが、データだけを見ると失敗するよ、ということです。
この記事を書くボクはウェブ解析士、中小企業のウェブ集客をサポートしています。
ユーザーエクスプローラーとは
ひとりひとりの行動データを全ての履歴を見ることができる機能です。
ユーザーエクスプローラーの使い方
ユーザー>ユーザーエクスプローラーから開くと、Googleアナリティクスが設定した個別のID(赤い枠)の一覧が表示されており、任意のクライアントIDを選択(クリックすることで、サイト内での行動履歴を時系列で表示してくれます。
データはおおきく3つに構成されており、①該当ユーザーのすべての過去訪問データ、②デバイスや前回のIDなどの訪問者情報、③閲覧ページ数や閲覧時間といったセッションデータ(時系列)、となっています。
また、セグメントを作成すれば、膨大な行動履歴の中から、「●●した人だけ」を抽出した行動履歴を確認することができます。
ユーザーエクスプローラーの活用事例
活用事例としては、さきほど述べたように、セグメントを作成することで、限定的なユーザーの行動履歴を確認することができます。
などがあります。
コンバージョンしたユーザーに特徴的な行動パターンがないか、など、現状の課題から、次の打ち手を考えるための仮説を立てるには、どのユーザーに絞って「ユーザーエクスプローラー」を活用するかがポイントになります。
セグメントを使用すれば、コンバージョンに至ったユーザーの一覧が表示されます。
では、コンバージョンに至ったユーザーと、コンバージョンしないユーザーの行動履歴の違いをもう少し分かりやすく解説します。
とあるお買い物サイトです。
コンバージョンしないユーザーは、TOP ページを見たあとに、料金ページを見てページを閉じてしまっているのに対し、コンバージョンしたユーザーは、TOP ページを見たあとに、「当社が選ばれる理由」を見てから料金ページを見ていることに気づきました。
ボクなら、「料金ページを見て高いな」と思われてコンバージョンしない人がいる一方で、選ばれる理由さえしっかり理解してもらえば、コンバージョンに繋がるのではないか、と仮説を立てます。
そうだとしたら、TOPページから、「自社が選ばれる理由」をもっと目立つような導線設計をすれば、売上げアップが期待できるでしょう。
💡今日のなるほど
データを見ようとするのではなく、あなたのWebサイトを訪問してるユーザーの気持ちを意識しよう。