Google広告の有効性を改善する方法が知りたいです
このような質問にお答えします。
結論をひとつのフローでまとめてみました。
この記事を書くボクはウェブ解析士として、お客様のGoogle広告の運用代行をすることがあります。
広告の有効性を改善できると、入札単価を低く押さえることができるため、運用スキルとしては必須です。
そこで今回は実際の管理画面の広告設定〜改善までを公開しつつ、品質を上げる方法を解説します。
とりあえずひと通り設定してみる
重要なポイントの1つ目として、完璧主義にならず、とりあえずひと通り設定をしてみる、ということです。
気の利いた広告文や説明文が思いつかないなら、まず1つだけで良いので、最低限の入力をしましょう。
最低限の入力ができれば、あとはGoogle広告が課題を教えてくれます。
さらにポイントになるのが、とりあえず作成した広告を複製〜保存しておいて、改善した広告と比較できるようにしておくことです。
もとの広告と、あとから改善した広告が比較できるようになっていれば、知見を貯めていくことができ、次の改善に繋げやすくなるでしょう。
補足:広告を複製〜保存する方法
補足情報として、広告を複製〜保存する方法もご紹介しておきます。
複製する対象にする広告にチェックを入れて、[編集]をクリックします。
プルダウンメニューが表示されるので、[コピー]を選択します。
つづいて、[貼り付け]を選択します。
次のような画面が表示されたら、複製したい広告をキャンペーン、広告グループの準に選択します。
[完了]をクリックすると、以下のような画面が表示されるので、[コピー先に広告がすでに存在する場合、複製を作成]にチェックを入れて、[貼り付け]をクリックすると複製することができます。
有効性のグラフが上がるようにする
最初の広告を複製・保存ができたら、あとは有効性のグラフが上がるように改善します。
広告の有効性は「未完了」「低い」「平均的」「高い」「非常に高い」で評価されますが、「平均的」レベルから配信するのがおすすめ
ここで、改善策を考えるのが面倒だな、と思った方、心配する必要はありません、Google広告が改善策のヒントを教えてくれます。
実際に、管理画面を見てみると、「広告見出しを追加しましょう」とありますので、「候補を表示」をクリックしてみます。
すると、候補は出てきませんが、色々と参考情報が記載されているので、これらの情報をもとに、いくつかの広告見出しを3つほど追加してみました。
すると、広告の有効性が「低い」から「平均的」に改善しました。
比較しながら知見をためる
ここまでできたら、あとは①で保存した最初の広告と、②で改善した広告を比較しながら知見をためていくことです。
改善した広告を定期的に複製してみるのも良いかもしれませんが、重要なのはあとから比較できるようにすること、これに尽きます。
まとめ
このように、「改善のあしあと」をしっかり残しておくことで、何が広告の有効性に寄与したのが、寄与しなかったのかがデータとして記録され、次の改善施策作りの手がかりにすることができます。
そのために、改善前の広告を複製〜保存することであとから比較するのが簡単にできます。