誰かに批判を受けたり、怒られたあとの立ち振る舞い方は非常に重要ですよね。
理由は、対応次第では、気になって仕事が手につかなくなったり、相手との関係が決定的に悪化してしまったりすることもあるからです。
この記事では、ダメ出しに落ち込まない方法について、ボクの経験を交えてお伝えできればと思います。
前職での事、ある日の朝礼で、立場の強い人がヒートアップして、厳しい口調で叱責することがありました。
感情的になって反論する職人が多いなか、現場監督のAさんは決してそういう振る舞いをしない人でした。
相手のどんな言葉でも受け止めて、「満足できるものを作り上げられるか」という点に集中します。
彼とは年齢が近いこともあってよく話すのですが、強い風が吹いて絶やさず、しなやかに揺れる柳のよ
うでいて、ブレない自分の考えを持っている人物でした。
事実はひとつ、解釈は無数
受け止め方はひとそれぞれ
どうすれば彼のような振る舞いができるのでしょうか?考えてみました。
最大の理由は、「批判やダメ出しの受け止め方」にある気がします。
感情的になってしまう職人たちは、怒られたことを「自分に対する攻擊」だとと受け止めたようでした。
ところが現場監督のAさんはいったん自分のことは横に置いて、どうしたら仕事がうまくいくかに焦点を合わせることで、批判やダメ出しを改善のヒントにつなげていたのです。
彼のように自分と仕事とのあいだに適切な距離感を持ち、広い視点で物事を見ることができると相手の意図を理解しやすくなります。
厳しい言葉を使う人でも、ただ怒っているのではない場合が多いものです。
現場にいる人はみな、現場を良くしたいという気持ちで意見を口にするのであって、その言葉は、自分に向けられたのではなく、自分の仕事に向けられたものであることが多いのです。
💡今日のなるほど
批判はあなたへの攻撃ではなく、仕事に対する意見と解釈しよう。
表紙だけ見ると、内容が薄そうに見えたけど、実際に現場で診察されている医師の視点で書かれており、なんとなく開いたページの言葉ひとつひとつにグッと心を掴まれ、心が救われます。
例えば、
「精神的に調子が悪くなってくると、今まで気にならなかったものが気になってくる」
精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉
という言葉は、コロナ禍のボクの鬱々とした気持ちを言い当てたものでした。
このようなことが、マンガで書かれているので、電車の行き帰りでサッと読めて実用的です。