やる気がでるまでに時間がかかってしまいます、何か対処法はありますか
このような質問にこたえます。
この記事を書くボクは心理学や行動経済学などの本を日々読み漁ってインターネットマーケティングに活かしています。
やる気がでるまでに時間がかかったり、モチベーションが上がらない、という経験は誰にでもあると思います。
今日のボクも、そう(笑)
それでも、自分の取り扱い説明書を手に入れたかのように、それほど時間をかけずに意志に頼ることなく作業に取りかかれているのは、「作業興奮」という考え方を知ったからです。
今回は、やる気がでるまでに時間がかかる時の対処法について、作業興奮を使うことの理由や具体例についてお伝えしていきます。
あなたは、旅行番組を見て、旅行したくなった経験はありますか。
ボクが考える、「とりあえず始める」というのは、この旅行番組を見るという行動を自分がすべきことに置き換えて考えてみよう、ということです。
例えば、今日、どうもブログを書く気になれないとします。
そんな時は、必ず、「とりあえず、仮の記事タイトルをつけてみる」ことにしています。
マインドマップの時も、同様。
このように、ちょっと強引でも一歩を踏み出してしまうことで、初動を早めて円滑に走り出すこができます。
この作業興奮に対しては、さまざまな医師の著述がありますので、ひとつご紹介すると、、、
集中力を保つ以前に、よく耳にするのが、「やる気を出すまで、集中するまでに時間がかかる」、という悩みです。このような場合は、「とりあえず始める」ことをおすすめします。
たとえば、「掃除をしたくないなあ」と思っていても、ひとたび重い腰を上げて掃除を始めると、意外と集中して気づけば部屋全体がピカピカになっていた、なんてことはありませんか?これは、ドイツの心理学者クレペリン氏が見出した「作業興奮」という考え方です。
作業興奮とは、作業を始めてみるとだんだん気分が盛り上がってきて、やる気が出てくることを指します。これには脳の一部である、側坐核という部分が関与していて、実際の行動で刺激されると側坐核は活発になります。
活発になるとスイッチが入ったも同然。作業が凝なく続いていきます。これには脳内物質である「TRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)」が関与することが解明されています。
10の仕事を1の力でミスなく回すトリアージ仕事術 著者:裴英洙
モチベーションを上げるということではなく、作業興奮を誘発するような行動を取りやすい環境を整えておくことがポイントになりそうです。
さらにボクの場合、
・作業が億劫になりそうになったら、カフェに行って、すでにガッツリ作業している人の近くに座る
・仕事をする気にイマイチならない時は、手元に専門的すぎないビジネス書を置き、いつでも手に取れるようにしておく
といったことは日常的に行っています。
参考になれば嬉しいです。
💡今日のなるほど
この行為を作業興奮と呼ぶのが正しいか、分かりませんが、他にも「好きな人ができると、学校が楽しくなる」ような感覚って誰にでもあると思うんです。
その感覚を上手く利用するために、目的を達成する一歩手前の行動を書き出すなどして、実験をしてみると、思いがけない「作業興奮を誘発する行動」が発見できるかも知れません。