精神科医 樺沢紫苑さんのストレスフリー超大全、読了しました。
ひと言でいうと、本書は「心の全自動洗濯機」でした。
悩みや不安のこびり付いたモヤモヤを、まるごと洗濯機に放り込むような気持ちで読んだところ、あとは気分サッパリ洗い流され、全自動でリセットされてしまいました。
全自動でリセットされた理由は、樺沢さんのYou Tubeチャンネルに寄せられたリアルな質問への回答が高評価だったもの、実際に効果があったものに厳選されているため、ボクの心にこびり付いた悩みにピンポイントに効いたからです。
この記事では、特に悩みにピンポイントに効いたテーマを3つピックアップし、気づいたことや、行動しようと思ったことをビフォー【読む前】アフター【読んだ後】形式でお伝えしてみます。
不安を行動で取り除く(P20〜)
ビフォー
起こった出来事に対して、あることないこと勝手な想像を繰り返し「どうしよう、、、」の思考停止のループにハマって、あとになって時間の無駄だったと嫌な気分になることがあります。
ちなみに、そういう時って、なかなか事態がプラスに転じることって、まず無いように思います。
アフター
不安を行動で取り除く、という言葉にハッとしました。
不安の構成要素をひとつひとつ書き出して、今できることまで分解すれば良いと、、、
目の前の階段ひとつひとつが1メールあったら登れないけど、ひとつひとつが10センチなら、登れるように、もっと細かく噛み砕くようにすれば良いですね。
実際に紙に書き出してみると、不安を感じるほどのことではなかった、、、と気づくこともしばしば。
今後はスマホや手書きメモを携帯して、不安に感じたことの要素をひとつひとつ書き出してみます。
理想的な運動を継続する方法(P220〜)
ビフォー
体力をつけたい、快眠したい一心で、スポーツクラブに入会して1年以上が経過していますが、最近、体を痛めたり、かえって夜の眠りが浅くなっていました。
心あたりがあるとすれば、スポーツクラブにも慣れて、有酸素系の激しい運動ばかりをするようになったせいかな、とモヤモヤ悩んでいました。
アフター
「理想的な」という言葉にハッとしました。
ボクがやっている運動は、理想的な運動とは言えなかったように思います。
本書には、理想の運動を4項目にまとめてあります。
- 中強度以上の運動をする
- 有酸素運動と筋トレを組み合わせる
- 複雑で頭を使う運動を取り入れる
- ほどほどの量にして、やりすぎない
とあります。
単調でハードな有酸素運動ばかりやりすぎて、ボクのカラダが悲鳴をあげてしまったかも知れないと気が付きました。
今後は、複雑で頭を使う運動を取り入れるために、ダンス系のプログラムにチェレンジしてみるとか、入眠時間に影響しそうな有酸素系の激しいプログラムを一旦やめて、ヨガやストレッチのプログラムに切り替えて様子を見てみます。
生きる意味を探求するのが人生(P323〜)
ビフォー
10〜20代はもちろん、30代になっても、40代のいまでも生きる意味を考えることがあります。
意味なんてない、と気がついている自分と、意味があったら良いな、と一生懸命見つけようとする2人の自分が存在しているんです、矛盾しているんですが。
アフター
生きる意味を探求するのが人生、この言葉にハッとしました。
そもそも自分自身の価値観が日々刺激を受けて、毎日変化し、揺れ動いているのだから、その瞬間瞬間で「これだっ!」と思うことがあったとしても、一生続くなんてありえないんですよね。
例えば、ボクはマイケル・ダグラス主演の映画「ゲーム」が大好きで何度も観ていますが、観るたびに感じることが違うんです、、、
話を戻しますが「生きる意味な何か」樺沢さんは本著で、50歳を超えて、以下のような結論に達したといいます。
「生きる意味」より「ビジョンを重視しよう」
生きる意味なんて、見つかるかどうか分からないもはいったん手放して、コントロールできる(自分で決められる)ことに集中すればいいんだとボクは解釈しました。
ボクにはプライベートやビジネスでのありたい姿(ビジョン)があるので、それに向けて行動すれば、やがて生きる意味にたどり着くのだ、ということが確信できました。
まとめ
本著を通して、モヤモヤっと感じていた悩みの種が、行動の種に変わりました。
不安は、苦しみから救ってくれるエネルギーなんですね。
だとしたら、不安を感じたら、行動するための種を見つけた、と解釈すれば良いと思うと、何だかワクワクしてきました。