ユニバーサルアナリティクスとGA4の違いを3つにまとめてみました。
Googleアナリティクスがバージョンアップ、、、それってiPhone12からiPhone13に変わるようなものでしょう、、、程度の認識でいると、今回ばかりは🔥ヤケド🔥しそうです
この記事では、ウェブ解析士のボクがユニバーサルアナリティクスとGA4の違いがよくわからないから、何が違うのかざっくり知っておきたい中小企業オーナーやウェブ担当者、ブログ管理者に向けて解説します。
取得できるデータの種類が違う
取得できるデータの種類が大きく変わったことです。
ユニバーサルアナリティクス(以降UA)とGA4では、そもそも計測の単位や計測方法が違います
例えば、UAの計測単位は「ページ」、計測方法は「セッション」でしたが、GA4では計測単位は「イベント」で、計測方法は「ユーザー」になります。
計測単位 | 計測方法 | |
【旧】ユニバーサルアナリティクス(UA) | ページ | セッション |
【新】GA4 | イベント | ユーザー |
管理画面の一部をお見せすると、こんな感じ。
クリックやページビュー、スクロールなど、多様なイベントが自分で設定でき、よりユーザーの行動を正しく把握できるようになっています。
レポートの見た目(UI)が違う
続いては、レポート画面の見た目が違う点です。
標準で見られるレポートが激減しています
UAでは、ユーザー数やページビュー数、直帰率といったレポートが標準で用意されていました。
ところが、GA4ではレポートは自分で作る必要があります。
さらに言うと、あらかじめ設定してデータとして取得しておかないと、いざレポートを作る時に必要なデータが取得できていないということが考えられます。
直帰率という指標がなくなる
直帰とは、1ページだけ見てウェブサイトを離れることです。
【ホームページで直帰率が高いページは、悪いページ】と認識している方がいるかも知れませんが本当にそうでしょうか?
1ページを興味なく10秒で離れた時と、10分じっくり見た時への評価も同じ【直帰したカウント1回】であることに、違和感を感じたこと、ありませんか?
それに対して、GA4では、ユーザーエンゲージメントという指標が新たに導入されました。
ちなみにエンゲージメントについてはヘルプページを見ると次のようにあります。
エンゲージメント: 定義
サイトやアプリに対するユーザーの操作です。
例:
コンテンツ配信者の場合は、ページを下方向にゆっくりスクロールするといった操作がエンゲージメントになります。ユーザーが記事の長さを確認するためではなく、内容を読むためにスクロールしていることを示すエンゲージメントです。
eコマースサイトの場合は、商品の詳細ページを閲覧する、特定のページに一定時間留まるといった操作がエンゲージメントになります。
オンライン バンキング アプリの場合は、口座の残高確認などです。
大学のサイトの場合は、情報動画の視聴などがエンゲージメントになります。
https://support.google.com/analytics/answer/9355853?hl=ja
例えば、このページの評価を【scroll(スクロール)】【PDFのダウンロード】といったイベントを計測単位にしたらどうでしょうか?
ユーザーが起こした行動や操作【イベント】を簡単に確認できるようになったので、とても便利です
データ保存期間が違う
2つ目は、GA4のデータの保存期間がUAの約7割減になったことです。
UAの保存期間は最大50ケ月なのに対して、GA4のデータの保存期間は最大14ケ月。
もっとデータが保存できないのか、については解決策としては、GA4に移行しつつ、欲しいデータは事前にダウンロードしておくことをおすすめします。
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