抽象化って具体化の反対くらいのことはわかるけど、ひとことで言うとどうなりますか
抽象化という概念をわかりやすく説明してください
このような悩みに答えます。
この記事でわかること
・図解すると簡単に理解できる
・少し深堀りして事例を紹介
メモの魔力で注目されている抽象化ですが、著者の前田裕二氏も述べているように、身につけるにはちょっと難易度の高い内容、とはいえ著書の柱となる部分なので、誰かに簡単に説明できるくらいにしておきたい、と思うかも知れません。
この記事を書くボクはインターネット広告運用歴7年。
クライアントとの打合せでも必ずと言っていいほど、抽象化という概念を使って説明しています。
抽象化の「抽」とは
ここで気になっているのは抽とは文字ではないでしょうか。
実際に調べてみると、
多くの中からぬき出す
などの書かれていることが多いです。
この点を踏まえて、ここでは、抽象化を【共通項を情報の中から抜き出すこと】と覚えておきましょう。
図解すると簡単に理解できる
抽象化をイメージしやすくするために、ここでは、キーワードの広がりを表す以下の図を使って解説します。
円の中心が【乗り物】というキーワードであるのに対して、円が大きくなるに従って次第に固有名詞やブランド名などに具体的になっているのが分かると思います。
具体化
まず、この図から、具体化をイメージしていただきます。
乗り物→船→屋形船
といったように、はっきりイメージ(具体化)できるようになりますよね。
抽象化
では、続いて抽象化です。
もうお分かりかと思います。
飛行機と電車の【共通項を抜き出す】としたら、乗り物ですし、ハーレーダビットソンと自動車、マウンテンバイクの【共通項を抜き出す】としたら、乗り物です。
抽象化が【共通項を情報の中から抜き出すこと】だとイメージできると思います
少し深堀りして事例を紹介
メインのトピックはこれで終了しますが、ここからさらに深堀りします。
抽象化について、既述の前田裕二氏はこのように述べています。
抽象化は端的に言うと、具体的な事象の本質を考えること
事例を紹介すると、、、
・持ち物は少ない方が楽
・必ず始まりと終わりがある
・一歩踏み出してしまえばあとは何とかなる
・段階を追った施策が必要(あくまでも個人的な感想ですww)
・要るものと要らないものを分けることの仕分けが継続的に必要
・自分ですることと人に任せることの仕分けが必要
この事例で本質が見えたかどうか分かりませんが、前田裕二氏はこんなことも述べています。
総じて目にしたものや、自分の身に起こったこと、世の中の様々な出来事をなるべく多く、深く、抽象化しておくことです。
まとめ