自社のホームページをただのコストにしないためには、スタッフひとりひとりが発信力を身につけるべきです。
身につけた発信力は、Webサイトに積極的に掲載し、自分で改善したり、効果測定することができます。
効果測定ができれば、それは自分のやり甲斐にもつながるでしょう。
ここでは、ある企業の取り組み事例を紹介しながら、自社のブランド力をアップさせた事例をご紹介します。
事例紹介
ある会社(製造業)の事業内容ページが以下のような3つのページで構成されています。
この中にある、直営店舗部門のページはこんな感じになります。
お客様にご満足頂けるお店を目指しております。
スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。
実際に掲載されている情報は、これだけでした(なんというあっさり感)
実際にボクが直営店舗に行き、スタッフの方に話を伺うと、皆さんとても温かい方ばかりで、ホームページのメッセージとは良い意味で程遠いギャップを感じました(もったいない)
ブランド力=発信力
それと同時に、お客様の会社がなぜブランド力がないのか、がわかった気がしました。
自分たちで情報発信しようという意識がない、魅力があるのに、伝わりようがないのです。
そこで、打ち合わせの中で、この直営店舗部門のページにスタッフインタビューの動画を作り、掲載することにしました。
スタッフの心理的負担を極力少なくするため、シナリオはこちらで作り、インタビューに答えてもらうような形式にしました。
関連記事▶社外スタッフが顧客先企業にインタビューを請け負う際の質問と考え方
効果測定
会社の事業内容ページですが、TOPページの更新情報にすることでアクセスを見込むことができます。
こまめに更新すれば、その度に更新情報になり継続的にアクセスを見込むことができます。
記事の効果測定なら記事の読了率、動画の効果測定については、YouTubeの視聴維持率などをチェックすれば、「しっかり読んでくれた(≒ブランド力アップ)」だということが分かります。
これがひとつ形になったら、製造部門、開発部門でも同様に展開すれば良いですね。
指名検索数の増加もチェック
個別のページがしっかり読まれるようになると、あなたの会社の名前や、自社のサイト名、名物社長の名前を検索する人が増えるようになります。
このような状況を指名検索数が増加するとも言うのですが、これは認知度やブランド力が上がっている証だと言えます。
WebサイトのPVの増加も重要ですが、このような指名検索数の増加も定期的にチェックしておくと良いでしょう。
そのためにも、まずはひとりひとりが発信力を身に着けましょう。