社外スタッフが顧客先企業にインタビューを請け負う際の質問と考え方を教えてください
このような疑問にお答えします。
・事前に質問事項を知らせておく
・アイスブレイク
・質問中のメモは単語だけにする
この3つがポイントになります。
この記事を書くボクは企業のWebライター歴5年、記事の企画からカメラマンの手配、インタビューから記事の執筆・編集までをこなしています。
外部のライターとして顧客先のメディア記事制作やPR業務を代行している方も多いと思いますが、初めのうちは、何をどう準備して良いか分からず、時間がかかったわりに内容が薄くてちぐはぐ、、、なんていうことがあります。
今回は、外部のWebライターとしてのインタビュー経験から、気をつけているを3つにまとめてみました。
今回は、最近ある企業で一般消費者向け新サービスの開発に関するインタビューの事例を中心にお話しします。
事前に質問事項を知らせておく
まずは、事前に質問事項を知らせておくことがポイントです。
新人担当者がインタビューに出向く場合だと、先輩社員が質問事項をまとめる場合があるかも知れませんが、答える側としては、想定問答くらいはしておきたいでしょうから。
だとすれば、箇条書きで十分なので、質問事項をまとめておきましょう。
ちなみに、ボクの場合は、60分程度のインタビューでA4一枚が目安です。
また、実際のインタビュー中に意識するポイントは以下の2つです。
平易なことばを使ってもらう
まずは、平易なことばを使ってもらうこと。
外部ライターがインタビューする強みが発揮される場面のひとつです。
例えば、「新サービスの概要を教えて下さい」ではなく「新サービスの概要を業界のことをよく知らないご家族や友人に話すつもりで説明していただけますか?」
といった具合に質問するだけで、相手は脳内のありったけの易しい表現を探してくれるはずです。
特にユーザーと接点のない開発担当者は難しいことばをつかいがちな傾向にあります
メリットではなくベネフィットを聞き出す
つぎは、メリットではなくベネフィットを聞き出すこと。
ここも外部ライターがインタビューする強みが発揮される場面のひとつです。
サービスのメリット(特徴)はあくまでも売り手側の視点です。
そうではなく、買い手側(ユーザー)は、メリットによってもたらされる生活がどう変化するか、が知りたいのです。
関連記事▶メリットとベネフィットの違い【テレビショッピングを思い出せば簡単】
ここまでができれば、8割成功したようなものです。
アイスブレイク
インタビューの準備と、実際に意識するポイントが決まったら、実践に入ります。
実践の始まりは、名刺交換からのアイスブレイクです。
名刺交換ができたら、相手を観察しつつ、アイスブレイクをするための、褒め材料を見つけることに集中しましょう。
その際、注意したいことは「褒めることが嘘っぽくない」ことです。
嘘っぽくならないためには、事実を褒める、遠回しに褒める、などの方法があります。
関連記事▶嘘っぽくならない褒め方は事実を遠回しに褒めること【事例も紹介】
ここまでで盛り上がったら、そのままインタビューに突入しても大丈夫ですよ
インタビューの時間も気にしつつ、また打ち解けていないようであれば、自己紹介がてらのアイスブレイクもおすすめです。
- 同じ出身地
- 同じ趣味
- 最近のマイブーム
など、自分のことを開示して相手との共通点を見つけることで、親近感を持ってもらうのが狙いです。
質問中のメモは単語だけにする
最後は、質問中のメモの取り方です。
ボクのおすすめは、スマホで録音しつつ、印刷した質問表の余白に、気になる単語だけをメモするようにしています。
ブラインドタッチでリアルタイムでメモるスキルでもない限り、ここは記事になりそうだ、外せないエピソードが聞けた、と思った単語だけを拾って、詳細は、録音を聞くようにしています。
そうすることで、メモが目次代わりになり、録音データを何度も聞き返す必要がなくなります。