マインドマップを使うなら、EdrawMindとXMind、どちらがおすすめですか?
このような疑問に答えます。
結論としては、認知度や共有性で選ぶならXmind、料金や拡張性で選ぶならEdrawMind(エドラマインド)がおすすめです。
EdrawMind | Xmind2022 | |
認知度 | △ | ◯ |
日本語の公式チュートリアル動画 | ◯ | ✕(英語のみ) |
(Word、Excelなどへの) エクスポート機能 | ◯(無料版でも利用可) | △(有料版のみ利用可) |
拡張性 | ◯ | ✕ |
本記事を執筆するボクは、マインド・マップ利用歴10年、WebマーケターやWebライターとしてアイデアのメモと、ブログの構成を考え、そのままGoogleドキュメントやWordPressにペタっと貼り付けることに使っています。
そこで今回は今まで現在愛用しているXmind2022と、以前から気になっていたWondershare社のEdrawMindを実際に使って、特徴や料金プランの比較してみました。
Xmind2022公式サイト▶https://jp.xmind.net/
EdrawMind公式サイト▶https://www.edrawsoft.com/jp/edrawmind/
また、ブログの最後には、手書きのマインド・マップとデジタルのマインド・マップの使い分け方についてもお話しますので、興味のある方はお付き合い下さい。
特徴の比較
さっそく特徴を比較してみますが、管理画面などをパッと見た感じですが、どちらも良く似ていて、Xmind2022に使い慣れているボクには何ら違和感を感じることなく使うことができました。
認知度
さっそく、直近1ケ月の検索ボリュームをGoogleTrendで検索し比較してみると、Xmind2022が優位でした。
実際にボクの周りでマインド・マップを使っている仲間は、Xmind2022は知っていてもEdrawMindは知らない場合が多いです。
そうすると、MicroSoftのWordは知っていても、Googleドキュメントを知らない人が一定数存在するように、ファイルの共有の際、EdrawMindについて説明をしなくてはいけないことがあるので、まだ認知度が低い分、注意が必要だと言えます。
公式チュートリアル動画の充実度
続いては、公式チュートリアル動画の充実度についてですが、どちらも充実しているのですが、現時点で日本語公式チュートリアル動画があるのは、EdrawMindのみとなっています。
どちらもYouTube公式チャンネルは存在していますが、Xmind2022は英語のチュートリアル動画しかない状況です、
その点、EdrawMindはすでに20本以上日本語によるコンテンツが投稿されており、初心者向けの使い方からブレインストーミングの行い方といった実践的なものまでさまざま用意されています。
関連記事▶EdrawMindを使って情報整理する方法【ブレインストーミング機能】
この点を比較すると、すでにマインド・マップの使い方はマスターしている場合はともかく、これからマインドマップを使いこなしたい、使い始めたけど、他にどんな機能があるのか知りたい人にとっては、チュートリアル動画は欠かせないでしょう。
(Word、Excelなどへの)エクスポート機能
エクスポート機能を使うことで、マインド・マップに馴染みのないお客様のために、記事の構成案をWord形式に変換し、チェックを依頼する場合があります。
構成案の規模によっては、Excel形式のエクスポートを好まれる場合もあります。
このようなエクスポート機能がEdrawMindなら無料プランから使えますが、Xmindだと有料プランに加入しないと使えません。
拡張性
MicrosoftのOfficeソフトが連携して使えるようにWondershare社が提供する他のソフトとEdrawMindを連携し拡張性を持たせることができます。
例えば、Edrawinfoというインフォグラフィックソフトなどを連携させるとができます。
このような拡張性を持たせることで、より視覚に訴える資料作成をしたい場合やプレゼンテーションする機会が多い場合は、この機能は考慮したいところです。
その点、Xmind2022だと、単体ソフトなので、拡張性を持たせることは難しいといえます。
料金プランの比較
続いて、料金プランの比較になります。
まずはこちらの比較表をご覧ください。
EdrawMind | Xmind2022 | |
年間の料金 | ◎(税込み)5,900円 ※キャンペーンあり | ◯(税込み)6,800円 |
買い切りプランの有無 | ◎(買い切りあり) | △(サブスクのみ) |
※ここでの料金プラン比較は、法人ではなく、個人ユーザーが使う場合を想定しています。
Xmind2022
Xmind2022の料金プランは、非常にシンプルです。
6ケ月(税込み4,400円)と12ケ月(税込み6,800円)のサブスクリプションのみとなっています。
EdrawMind
Wondershare社のサービスは競合を意識しているせいか、動画編集ソフトなど関連商品を含め、一貫して安価に設定されているように感じます。
特に、永久ライセンス(買い切り)があるのが最大のメリットだといえます。
例えば、有料プランを3年間使った使った場合で考えてみると、XMind2022(6,800円)✕3年=20,400円、EdrawMindは永久ライセンスで12,900円です。
XMind2022(6,800円)✕3年=20,400円
EdrawMindは永久ライセンス(買い切り)で12,900円
有料プランを2〜3年以上利用することを想定すれば、EdrawMindがお得だということができます。
ボクがチェックした時は、キャンペーンで更に20パーセント割引になっていました→EdrawMind公式サイト▶https://www.edrawsoft.com/jp/edrawmind/
手書きとデジタルの使い分け
最後に、手書き(アナログ)のマインド・マップとデジタルのマインド・マップの使い分け方についてです。
結論から言うと、手書きのマインド・マップはメタ認知力が働きやすく、デジタルの場合は、共有、検索、構造化がしやすい、ということになります。
アナログ
手書きのマインド・マップはメタ認知力が働きやすいことによる問題解決度が高いという特徴があります。
ちなみに、「メタ認知」とは自らの認知(考える・感じる・判断するなど)を認知することです。
タイピングするよりも手書きは時間がかかる分、「この判断で間違っていないか?」「もっと違うカテゴリー分けはできないか?」など自分の考えや、記憶をゆっくり巡らせることができることができます。
このことから、ボクは自分を客観視することを重要視したい場合、様々な角度から物事を判断が必要な場合は、手書きのマインド・マップを時間をかけて行うことをおすすめします。
デジタル
いっぽう、デジタルのマインド・マップは入力が速く、検索にすぐれ、共有、構造化が簡単、という特徴があります。
ボクにとっては構造化が簡単というのは、デジタルのマインド・マップを使うメリットだと思います。
思いついてマインドマップにとりあえす書き込んでおきおいたことを、どこに分類したら良いか、分からないことが良くあります。
このような使い方を手書きですると、書いたり、消したり、メモのスペースが足らなくなってストレスを感じることがありますが、デジタルのマインド・マップならカテゴリー分けをしたり、関連付けることが容易です。
ちなみに、複数人で会議の際にアイデアを出し合ったり、アイデアや発想の整理・構造化させることをブレインストーミングといいますが、マインド・マップソフトには、このブレインストーミングモードというのがあって、ボクはとても重宝しています。
まとめ
複雑な考えを簡略化し、抽象な思考を具現化できるマインド・マップの比較をしてみました。
認知度や共有性で選ぶならXmind、料金や拡張性で選ぶならEdrawMind(エドラマインド)がおすすめです。
特に料金プランについては、無料プランと有料プランがあり、有料プランを比較すると、年間で比較するとEdrawMindのほうがお得です、また、買い切り(永久ライセンス)の料金プランも用意されており、有料プランを2〜3年以上利用することを想定すれば、EdrawMindがお得だということができます。
先生や会社員、ライターなど、自分のアイデアを視覚化したい人が、マインド・マップソフトを選ぶための参考情報になれば嬉しいです。
Xmind2022公式サイト▶https://jp.xmind.net/
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