オウンドメディアを運用しているのですが、このまま続けていても収益化できるか不安です、効果測定の仕方など良い方法はないですか?
このような疑問に答えます。
結論からお話すると、オウンドメディアの効果測定は、マーケティング視点、ブランディング視点という、2つの視点で考えるべきです。
オウンドメディアを立ち上げてみたものの、PVは上がってきたけどこれと言って事業成果に繋がる雰囲気もなく、担当者や外注スタッフに何か聞いても耳障りの良いことしか報告してくれない、、、そんな経験はありませんか?
この記事では、委託を受けた企業のオウンドメディア運営して約6年になるボクが、企画から記事の執筆・編集、効果測定までをひとりで行っている経験をもとに、オウンドメディアの効果測定を、最低でも2つの視点で考える理由やその具体例をご紹介します。
最後には、オウンドメディアの効果測定でおすすめしたい【感度の高い目標設定】をご紹介します。
2つの視点で考える理由
マーケティング視点、ブランディング視点という、2つの視点で考える理由は、マーケティングは売る側、ブランディングは買う側というふうに視点が異なるからです。
買いたい人と売りたい人の視点が噛み合わなければ、事業成果には結びつきにくくなります。
ここでひとつ質問です、あなたのオウンドメディアの目標をどのように設定していますか?
・PV
・滞在時間
・問い合わせフォーム送信完了の件数
などではないでしょうか?
これらの目標は、われわれ売る側が設定したマーケティング視点ですが、これで事業成果に繋がっている実感があるなら、そのままで良いでしょう。
もし、そうでないのであれば、もうひとつブランディングの視点の目標を加えて欲しいのです。
ブランディングの視点とは、買う側の視点です。
買う側の視点で考えた時、Webサイトではどんな目標設定が考えられるでしょうか?
・あなたの会社の代表者プロフィールページを3分以上じっくり読んでいる人
・あなたの会社の商品説明ページを最後まで読了した人
・あなたの会社名でWebサイト検索した数
このような人たちは、きっとあなたの会社や商品にとても興味があり、あなたの会社に好感を持って、おまけに企業名の覚えてくれている、つまり、買う側がブランドを感じてくれていることに他なりません。
このような、事業成果に繋がりそうな人たちが増えているかどうかは、Googleアナリティクスを使えば、正確に把握することができます。
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感度の高い目標とは?
これからは、PVや滞在時間に加えて、
「今月は30,000PVがあったうち、会社名を検索数は何%あったか?」
「今週、商品ページへのアクセス数のうち、最後までページを読んだ人は何%いるのか?」
「オウンドメディアからあなたの会社の公式サイトに訪れてくれた人は先月に比べて何人増えたのか?」
といったような、いままでよりも、感度の高い目標設定を考えていただくことをおすすめします。
さいごに
完成度の高いWebサイトには、適切な【感度の高い目標】が設置されているものです。
PVの増減だけ、滞在時間を増やす、新しいバナーのクリック率の変化をひとつひとつ見ているだけでは、オウンドメディアがただのコストになってしましがちです。
われわれが立ち上げた【GA4設置代行サービス】では、本業で忙しいあなたの考える負担を軽くし、自分ひとりでは到達し得ないところに一緒に深く考えてくれる、と実感できるよう、サポートします。