GA4のデータ保持期間が変更できるようになっているけど、そのそもデータの定義って何?
たった2ケ月はもちろん、14ケ月って少なくない?
このような疑問に答えます。
結論は、いますぐ14ケ月に変更しましょう、ということです。
この記事を書くボクはウェブ解析士、GA4のデータの定義やなぜこんなに保持期間が短くなったのか、具体的な設定方法をまとめてみました。
GA4が言うところのデータの定義とは
そのそも、GA4が言うところのデータの定義って何でしょうか?
ヘルプページを見ると次のように書いてあります。
Cookie、ユーザーの識別子、広告 ID(DoubleClick Cookie、Android の広告 ID [AAID または AdID]、Apple 広告主向け識別子 [IDFA] など)に関連付けられたユーザー単位およびイベント単位のデータ
https://support.google.com/analytics/answer/7667196?hl=ja
話を整理すると、レポートは2種類あって、メニュー>レポート配下のユーザーや集客に関するレポートは対象にはならず、永遠にデータが残るようになっており、保持期間の対象となるのは、左メニューの【探索】という機能で自分で作成するレポートのことです
なぜGA4データ保持期間はこんなに短くなった?
従来Googleアナリティクスでは、データの保持期間は最大50ケ月でした。
ところが、今回のGA4では最大14ケ月、初期設定では2ケ月となっています。
なぜこれだけ短くなったのかと言うと、名前や住所、各種識別番号といった個人情報をはじめ、利用端末のIPアドレス、位置情報などのプライバシーの保護に配慮していることが挙げられます。
GA4データ保持期間の変更設定
管理>プロパティ>データ設定>データ保持>イベントデータ保持を14ケ月に変更>保存
これで変更完了です。
変更を忘れると、過去にさかのぼってデータを取得できずデータ分析ができなくなりますから早めに関係者にも共有しておきましょう