わかりやすい文章のコツは、読み手に脳内変換をさせないことです。
脳内変換をさせないことで読み手にストレスを与えない文章、つまり、読みやすい文章になります。
脳内変換とは
脳内変換とは何でしょうか?
例えば、あなたの目の前に英語の文章があるとします。
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ボクのように英語の読解ができない場合、内容を知りたければ、翻訳するしかありません。
このように、外国語を理解するために翻訳というひと手間をかけることを、ボクは脳内変換と呼んでいます。
読み手に脳内変換させる害悪
分からない言葉が飛び交った文章の中に10分も身を置けば、ドッと疲れます。
これは、日本語を習い始めた外国人と話した時、ちょっとした発音のクセを理解しようとするようなもの。
人間はもともと、脳にストレスかけたくない生き物ですから、脳に負荷がかかって当然といえます。
しかし、われわれは、無意識のうちに相手に脳内変換をさせていることがあります。
脳内変換が必要な文章・不要な文章
では、脳内変換が必要な文章・不要な文章の違いはなんでしょうか。
ひとつ事例をご紹介します。
例えば、あなたがいま、誰かと待ち合わせをしているとします。
約束の時間になると、相手からメッセージが届きました。
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何の変哲のないやり取りかも知れません。
続いて、もうひとつメッセージを紹介します。
![](https://kamisakuhideki.com/wp-content/uploads/2020/07/%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7.jpg)
ではここで、2つのメッセージを比較してみます。
![](https://kamisakuhideki.com/wp-content/uploads/2020/07/%E6%AF%94%E8%BC%83-1024x576.jpg)
「15分ほどお待たせします」という 遅れてお待たせすることになるなど、普段から相手を意識しているかどうか、がポイントになります。
「ちょっと遅れます」って言われたら、いまから何分待たなきゃいけないか、無意識に自分の頭の中で変換を始めます。
読む時にストレスを感じる時、人は脳内変換をしてる、ということをちょっと頭の片隅にとどめておくとが、わかりやすい文章を書くコツだといえます。
■編集後記
昨日は早朝にブログ&音声配信を済ませ通常タスクへ。
ちょっと腱鞘炎の兆候があったので、手首の負担を軽減すべく、新しいタイプのパソコンマウスを購入しました。