中小企業が採用サイトを作る目的
採用サイトを作る目的はなんでしょうか?
「そりゃ、人を雇用するためだよ」と仰るかもしれません。
もちろん、採用サイトを作る目的が人の雇用であることは間違いありませんが、ボクの経験からすると、どんな人を採用したいのか、より具体的な人物像を想像している会社ほど、上手く機能しているケースが多いようです。
理解を深めるために、ちょっと恋愛や結婚にたとえて考えてみましょう。
「異性のパートナーを得たい」
とあなたが周囲に真剣に話してみてとしましょう、家族や友人からどんな答えが返ってくるでしょうか?
「ゆくゆくは、その人と結婚したいの?」
「内向的な人と、外交的な人、どんな人が好み?」
「あなたは○○な性格だから、●●な性格な人が相性が良いはず」
こんな質問が返ってきそうですよね。
そのためにも、まずはあなたの会社のあらゆる情報を開示して、「人となり」を伝えつつ、どのような人材を確保したいのかをイメージする必要があります。
大手企業に採用サイトは要らない!?
採用サイトは、中小企業には欠かせないツールです。
なぜなら、大手企業に比べて、中小企業は圧倒的に知名度の低いからです。
例えば、知名度が高く人気の企業であれば「信頼感」や「安心感」がすでにありますが、中小企業の場合、応募者は会社名すら知りません。
採用サイトを閲覧する時の求職者の心理
求人広告等を見て「良さそう」と思っても、求職者はまだまだ半信半疑です。
そのような状態で「安心感」を得るために会社名でインターネット検索します。
社名を検索したときに採用情報が少なかったり、長い間更新されていなかったりすれば「不信感」が生まれ、どれだけ求人広告が魅力的であったとしても応募には至りません。
逆に、丁寧に作られた採用ページが出てくれば「安心感」が生まれ応募につながる可能性も上がります。
採用サイトの作り方
働き方の哲学 によれば、従業員にとっての良い会社とは、2×2のマトリックスで考えるべきとあります。
「働きやすさ」「働きがい」という軸と、目に見えるもの、見えないものとの2つの軸です。
①波長の合う風土や文化
②融通の効く労働環境
③機会と誇りある仕事
④納得いく金銭報酬
採用側は、「働きやすさ」「働きがい」を両立させながら以下のような内容を考える掲載する必要があります。
採用サイトの注意点
では、採用サイトを作る際の注意点にはどんなことが考えられるでしょうか。
実態と異なる
残業が常態化しているのに残業ナシと記載するなど、実態とかけ離れているなど自社の過剰な演出にならないように注意する必要があります。
抽象的すぎる
「アットホームな会社です」
「年齢に関係なく活躍しています」
といったありきたりな言葉では、興味はあっても、応募に至らないケースも多く想定されます。
採用サイトの使い勝手が悪い
サイトへの訪問者が全体の何割か、確かめたことはありますか?必要な情報がスマートフォンでみた時に分かりやすく閲覧できているでしょうか。
この機会に、スマートフォンへの最適化を含め、定期的にチェックしていただくことをおすすめします。