映画「ハニーランド 永遠の谷」の感想

ドキュメンタリー映画「ハニーランド」を鑑賞しました。

ひとことで言うと、大自然にも「世の中の縮図がある」ということでしょうか。

この記事では、映画のあらすじとボク自身が映画を通して感じたことを3つにまとめてみたいと思います。

まずは、こちらが映画の予告編になります。

第92回アカデミー賞では、長編ドキュメンタリー賞だけでなく、「パラサイト 半地下の家族」といったフィクション映画とともに、国際長編映画賞にノミネート。ドキュメンタリー映画が両部門にノミネートされるのは、アカデミー賞の歴史上初めてのことだそうです。

あらすじ

舞台は、北マケドニアの首都スコピエから20キロほど離れた場所にある、電気も水道もない谷。カメラが映し出すのは、寝たきりの盲目の老母と暮らすヨーロッパ最後の自然養蜂家の女性だ。彼女には、持続可能な生活と自然を守るために「半分は自分に、半分は蜂に」という信条があった。突然トレーラーで押し寄せた見知らぬ家族、子どもたちとの交流、貪欲と病気、破壊と再生――3年の歳月と400時間以上の撮影から生み出された、悲しくも感動的な希望の物語が紡がれる。

出典:https://eiga.com

深山幽谷

深山幽谷(しんざんゆうこく)とは、ほとんど人跡未踏のような奥深い自然の地をいう。「深山」は人里遠く離れた奥深い山、「幽谷」は山奥深くにある静かな谷の意。古代、中国で仙人が修行したといわれるような、人里離れた山中の仙境を意味する。

https://ja.wikipedia.org/

映画の舞台は、ギリシャの北に位置する北マケドニアの首都スコピエから20キロほど離れた、電気も水道もない故郷の谷あいです。

地図をみてもピンときませんよね、、、

この場所で、3年(400時間)以上の撮影から、四季の変化が描かれています。

それはもう、静かで美しくも厳しいという言葉につきます。

異体同心

異体同心(いたいどうしん)とは、肉体は違っても、心は一つに固く結ばれていることのたとえ。

出典:https://dictionary.goo.ne.jp/

主人公は年老いた寝たきり母と暮らすヨーロッパ最後の自然養蜂家の女性です。

耳もあまり聞こえておらず体が衰えていて、1日を布団の上で過ごし、外出することができません。

ひとりの人間が「老いていく」ということを感じられ身につまされる思いでした。

また、食事のシーンも印象的でしたが、喜びを感じている様子がなく、生きるために食べているように見えました。

そんな主人公の親子以外誰もいない谷あいで生きる二人の姿は、肉体は違っても、心は一つに固く結ばれいるように見える反面、どうしようもない絶望も感じました。

共存共栄

二つ以上のものが互いに敵対することなく助け合って生存し、ともに栄えること。

https://dictionary.goo.ne.jp/

この映画にたびたび登場するフレーズに「半分は蜂に、半分は自分に」という、村の伝統的な教えがあります。

主人公である女性養蜂家は、永続的に蜂蜜を確保するために、蜂の巣を半分以上奪わないというこの教えてを今でも大切に守り暮らしてきましたが、ある時から、トレーラーに乗って移り住んできた大家族の影響で生活を脅かされることになります。

金儲けのために手当たり次第に蜂の巣のかき集めた結果、蜂蜜を確保できなくなり、大家族は「ここでは生きていけない」とあっという間にこの村を去っていきます。

目先の利益を追いすぎて去っていった大家族を見ていると、自然とのつながりから目を背ける人間の傲慢さを感じざるを得ませんでした。

💡映画の詳細

公式サイトより引用しました。

監督:リューボ・ステファノフ、タマラ・コテフスカ

プロデューサー/編集:アナタス・ゲオルギエフ
撮影:フェルミ・ダウト、サミル・リュマ
サウンドデザイナー:ラナ・エイド
字幕:林かんな

2019年/北マケドニア/トルコ語・マケドニア語・セルビアクロアチア語/86分/1.85:1

配給:オンリー・ハーツONLY HEARTS Co.,Ltd. 宣伝:山形里香
後援:駐日北マケドニア共和国大使館



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