採用サイトを閲覧する目的は、給与面や福利厚生、社長の人となりが知りたいなど、求職者それぞれで違います。
特に座談会やインタビュー記事まで読んでいる閲覧者は、あなたの会社に所属する人となりを見ているわけですから、かなり興味が高いと考えて良いでしょう。
だからといって、座談会が宣伝臭い感じになっていれば、「良いことしか言わない座談会だな」と思われてしまえば、求職者は納得しないはず。
この記事では、求職者に納得してもらえるような、座談会の具体的な内容や注意点、採用担当者として取り組むべき内容についてお伝えします。
2パターンの座談会を用意する
採用サイトを作る場合は、2種類の座談会を用意するようにします。
具体的には、部署ごとの座談会と部署を超えた座談会(クロストーク)です。
部署ごと座談会制作のコツ
自分が所属することになるであろう、部署の人間関係や雰囲気はどうか知りたい求職者の不安を取り除く内容が欲しいところです。
営業部と制作部、総務部など同じ部署メンバー3〜4人くらいが話し合っている様子を伝えるのがおすすめです。
理由は、それ以上だと、収集がつかなくなってしまったり、時間内に十分に話さない方が出てきてしまうためです。
話す内容については、お客さまの方で決めていただくか、事前にこちら側で用意するのですが、こちらである程度質問を用意したり、話が脱線しないように取材する必要があります。
・部署ごとの方針、考え方について
※配属された当時大変だったこと、それをどうやって乗り越えたのか、鉄板ネタとしては、本人の失敗談×上司や先輩にリカバリーしてもらった話、など。
・部署内で大切にしていること
・どんな人物が所属しているか
こちらはボクが実際に取材した座談会記事(https://me-mimi.net/hearing_aid_talk1/)ですが何度となく、話題が飛ばないよう、途中で話をまとめに入ったり、聞き手に届きやすい内容になるためにより具体的に深堀りしているのがイメージできると思います。
部署を超えた座談会(クロストーク)制作のコツ
求職者は、職場でのコミュニケーションで自分も入っていけそうか、人間関係や雰囲気はどうか、この先輩たちと一緒に仕事ができそうかという不安を抱えていますから、その不安を解消をすべくない内容にする必要があります。
営業部と制作部、総務部など部署を超えたメンバー同志、3〜4人くらいが話し合っている様子を伝えるのが良いでしょう。
こちらもただの雑談にならないように、できれば、しっかりと下調べをして話しやすい状態を作っておくこと。
結婚しているのか、仕事以外の趣味、普段の仕事ぶりなどを事前に聞いておく、それだけで話を深く引き出しやすくなります。
制作側で丸投げされて、下調べが難しいなら、「こんな福利厚生制度が欲しい」「お客さまに感謝された話」など、より具体的に話をこちらから振ってみるのもありです。
座談会の注意点
「一般的な内容すぎて、差別化できない」と悩んでいる採用担当者の相談を受けます。
そんな時、ボクはちょっと手間がかかりますが、
「最近退職した人の声」
「内定を出したけど、他社を選んだ人の声」
「取引先や関係者からの声」
まで取材・掲載してみてください、とアドバイスします。
そのくらい細部にこだわらないと、なかなか求職者に納得してもらえない場合もあります。
守秘義務の問題など懸念事項もありますが、ぜひ試してみてください。