上司や先輩など、周囲の人の機嫌が悪いと、自分のせいではないと分かっていても、近くで聞いているだけで責められている気分になり、エネルギーが奪われてしまいます。どうしたら良いですか
このような質問にこたえます。
💡この記事でわかること
・なぜあなたが責められている気分になるのか
・機嫌が悪い人に振り回されない3つのコツ
この記事を書くボクは、機嫌が悪い人に振り回されやすい気質(HSP)を持っている事が、アメリカの心理学者・エレイン・アーロン博士が提唱した概念によって判明(※セルフテストによる)
機嫌が悪い上司や先輩の近くにいるだけで、その人の気持ちを読みすぎて、気がついたら、精神的にも体力的にも疲れ切ってしまった経験がありませんか。
この記事では、機嫌が悪い上司や先輩の近くにいるだけで責められているような気持ちになる原因や、機嫌が悪い人に振り回されない3つのコツついて、ボク自身の経験を踏まえてご紹介します。
なぜあなたが責められている気分になるのか
機嫌が悪い人に振り回されやすいことは、マイナスに捉える必要はありません。
なぜなら、それは持って生まれた【気質】だからです。
ここでは敢えて、機嫌が悪い人に振り回されやすい人を繊細さんと呼びますが、繊細さんは誰よりも感受性が豊かで、ダメージを受けやすいのです。
また、相手の表情や仕草といった、言語外の情報も人一倍キャッチしてしまうため、心のダメージを受けやすいのです。
個人的にはむしろ、共感力がある、という長所だと思っています。
機嫌が悪い人に振り回されやすい
↕
共感力がある
ボク自身も、20年以上、人と接する仕事をしてきた中で感じるのは、この共感力って個人差があるな、という事です。
目の前の相手に対して、自分の感情のままに振る舞う人に対して、
「配慮が足りない」
「何でそんな言い方ができるの」
と、人の気持ちが読めない人が一定数存在するように、その逆に人の気持ちが読める人が一定数存在するということなのです。
繊細さんは、敏感なセンサーを持っていて、他の人よりも境界線が薄くてもろいところがあるので、自分が責められているような、マイナスの感情を自分の中に受け入れてしまいがちになることを覚えておきましょう。
機嫌が悪い人に振り回されない3つのコツ
上司や先輩は、本人の都合で機嫌は悪いのであって、決してあなたのせいで都合が悪いわけではありません。
上司や先輩を日頃から観察して機嫌が悪くなる兆候をリスト化しておく
繊細なあなたなら容易に幾つかの兆候をすでに見抜いているはず。
機嫌が悪い人には、意識して関わらないのが一番ですが、100%回避するのは現実的に難しいでしょう。
ボクの場合、ひとつの予防策として、機嫌が悪くなる兆候をリスト化しています、例えば、、、
【リスト化の具体例】
✅職場のエアコンの効きが悪い時
✅腰痛が悪化している時
✅特定のお客様からの電話が終わった時
✅花粉症の季節に外出から戻った時
✅パソコンの調子が悪い時
こういう状況を観察できたら、兆候が見えたら、自席を離れるなど、できるだけ距離を置くことがおすすめです。
また、愚痴を言い合う仲間がいるなら、このリストを共有してみると、案外ゲーム感覚でやり過ごすことができるかも知れません。
境界線を意識する
繊細さんは、他の人よりも境界線が薄くてもろいところがある、という話をしました。
そこで、もうひとつ予防策として、境界線を意識することが挙げられます。
境界線を意識することで、マイナスの感情に影響されにくくなります。
心理学者でHSPの提唱者であるアーロン博士も、自身のサイトの中でも境界線を意識することを推奨しています。
1日2〜3分、目を閉じて、あなたの周りに境界線を張り巡らせてみましょう。
境界線に守られていることを感じられるようになり、それは同時に機嫌が悪い人を意識しなくても済むようになります。
淡々と対応する
できるだけ距離を置きたくても、突然話しかけられた場合はもう逃れようがないですよね。
そんな時は、相手の用件や話の内容に集中しましょう。
相手の感情に心を奪われないように、淡々と対応することをおすすめします。
こちらがメモを取るくらいの姿勢を見せるだけで、相手が冷静になることもありますよ。
💡今日のなるほど
自分の居場所を増やす工夫をしながら、日々の不安を少なくしたり、機嫌良く毎日をすごしましょう。
人の気持ちに敏感な人にどんなメリットがあるか、をもっと知りたい人はこの本がお勧め。
敏感な人のことを肯定的に捉えることはちょっとむずかしいと考えるなら、専門のカウンセラーの本を読んでみるのが一番オススメです。
イラスト付きで豊富な対処法が解説されているのでさっと読めて実用的です。
読んで損はないですよ。