今更ではありますが、映画 ゴジラ-1.0を鑑賞しました。
ひと言で言えば、この映画は自宅ではなく、映画館で観るべき映画だと感じました。
予告を見た時は、何で戦後の日本にゴジラなの?くらいにしか見ていなかったボクが、海外の反応や周囲の何人かが「ゴジラが良かった」と聞いて実際に観て感じたことを、3つにまとめてみました。
あらすじ
戦争によってなにもかもを失った日本は、焦土と化していた。戦争から生還するも、両親を失った敷島浩一は、焼け野原の日本を一人強く生きる女性、大石典子に出会う。戦争を生き延びた人々が日本復興を目指すなか、追い打ちをかけるかのように、謎の巨大怪獣ゴジラが出現。圧倒的な力を持つゴジラに、人々は抗うすべを模索する。
Movie Walkerより引用:https://moviewalker.jp/mv80016/
ストーリーの面白さ
1つ目は、戦争で生き残った者たちに焦点を当てたストーリーだったこと。
主人公は、飛行機で敵に体当たりをする特攻隊なのですが、歴史を遡ると、特攻隊で美談にされがち。
ところがこの作品は、当時は語られることがなかった特攻への恐怖を丁寧に描写しています。
何かと理由をつけて生きることを選択した人たちがいたことを聞いて、どこか安堵する気持ちになりました。
実際に、特攻で生き残った人をテーマにした書籍を読んだことがあり、主人公の気持ちの変化がそれと重なりました。
映像のリアルさがすごい
次に感じたことは、まるで生きているかのようなゴジラのリアルさです。
ゴジラの肌の質感や、船やビルをなぎ倒すシーンは迫力がありました。
ネタバレになりますが、最後の戦闘機のシーンはそこに乗っているかのような気分になります。
第96回アカデミー賞視覚効果賞受賞した作品にふさわしいと言えそうです。
音響がすごい
最後は、音響が素晴らしかった点。
劇中はもちろん、エンディングロールまで音響の工夫が凝らされているのには驚きました。
ゴジラが人間に忍び寄ることを、聴覚だけでもこれだけはっきり認識できるんだ、というインパクトを受けました。
一番心に残ったシーン
ちなみに、一番心に残ったシーンは、主人公と対立関係になった、橘が最後には、主人公のために、戦闘機にパラシュートを仕掛けたシーン。
戦争に対して、命を無駄にしては行けないということが一番言いたかったことなんでしょうね。
最後に、、、
助かった典子の首にアザのようなものが見えたのは気のせいでしょうか?
エンディングでゴジラが海中に沈みながらも再生を暗示しているかのようでしたが、ゴジラはまた戻ってくるのでしょうか?