忙しい上司の時間が取れず、なかなか話がすすまない。
役員とエレベーターで立ち話くらいはできるけど、じっくり話す機会が欲しい。
このような悩みを経験している方の対処法は、その場で話をまとめようとせず【立ち話+後から要点メール】で解決しましょう、ことです。
この記事では、金融機関や商社で20年営業職をしたボクの経験を共有します。
エレベーターピッチ
あなたはエレベーターピッチという言葉をご存知でしょうか?
この言葉は、(エレベーターですれ違う時くらいしか声を掛けられないような)忙しい人を相手にする時、わずか数十秒程度で自分の意見や提案を伝える、という意味で使われます。
ここでポイントになるのが、【伝えたい人と聞く人の間にあるギャップ】です。
伝えたい人は、相手に理解してもらいたいがために、用意周到かつ丁寧に伝えたいかも知れません。
いっぽう、聞く人はというと、簡潔に、より短時間で話を聞きたいと思っています。
「了解」のひとことで済むならまだしも、「ちょっと考えさせてくれよ」「◯◯は大丈夫なのか?」といったような、伝えたい人に聞きたいことや確認したいことがあるかも知れません。
では、忙しい相手に話を聞いてもらう、説得するためにはどうしたら良いでしょうか?
立ち話+詳しくは後からメールで
ボクが営業マン時代にも、この問題を解決した方法は何かというと、【立ち話で用件を伝え、メールで頼みたいことや詳細をやり取りする】ということでした。
目の前のことで精一杯の時って、何を考えても好転しないことが多い気がしませんか?
こんな感じで、その場で話をまとめようとせず、考える時間が必要なら宿題として渡してしまう、ようにしたところ、返信率が上がるだけでなく、ボクのストレスも減り、一気に問題解決することができました。
おそらく、相手もその場で判断しなくて良いと思う分、気持ちも楽になるでしょうし、後でメールで確認すれば良いなら、よく状況を見て結論を出そうと思っているでしょう。
まとめ
もっと短く、完結に話してくれないか?という視点を忘れないようにすればOK。
【立ち話+後から要点メール】に分けることで、楽な気持ちで聞いてもらいやすく、よく状況を見て結論を出してもらいやすくなります。