社内で役員に企画を通す際のプレゼンのやり方は分かったけれど、実際に資料を作ってみるとこれで承認を得られるか、不安だ、と思うかも知れません。
そこで今回は、フレームワークを使った説得法のおさらいをしつつ、プレゼンの必勝リサーチ法についてお話します。
【関連記事】社内プレゼン・役員に自分の企画を通す方法【フレームワークを使った説得法】
まずはフレームワークを使った説得法のおさらいです。
プレゼンの構成要素は以下の通りになります。
プレゼンの構成要素
①事業環境/背景要素
②現状で抱えている問題点
③実現したい企画要素
④成功するための鍵となる要素
⑤補足資料
なかでも重要なのが、【要素①:事業環境/背景、要素②:現状で抱えている問題点】になります。
われわれもよくプレゼンをしますが、秘伝の情報を持っているかというと、決してそんなことはありません。
実際に知人の外資系もコンサルタントも、【要素①要素②の情報収集や分析】に8割の時間とエネルギーを割いていると聞いています。ここで、いかに説得力のある事業環境の分析、問題点(仮説)を挙げられるかです。
ビジネス思考の最初の一歩は、仮説を立てることですが、その仮説を立てるにもヒントや手がかりになる情報源が欲しいですよね。
手がかりになる情報源の探し方・見つけ方
ここでは、仮に「社内でアピールする場が少ないため、コミュニケーションの場を持ちたい」という企画案の必要性が証明できるようなデータを取りたい、とします。
その場合の、ヒントや手がかりとなる情報源の探し方・見つけ方について、3つご紹介します。
①他の企業の取り組み事例を研究する
社内での対面コミュニケーションが解消された他企業の取り組み事例をネット検索します。
具体的には、今回は「社内コミュニケーション不足解消 取り組み事例」と検索しました。
こちらが検索結果→https://bit.ly/3p7hPPk
ここから、自社に共通する要素を探し出し、再適用するのがおすすめです。
②図書館などで本を活用する
社内での対面コミュニケーションが減るとどんなデメリットがあるのか?について調べる場合。
「社内コミュニケーション不足 問題点」でGoogleショッピング検索をしました。
こちらが検索結果→https://bit.ly/3rfy3sn
すると、プレゼンのヒントになりそうな書籍を探すことができます。
本のタイトルをメモって図書館でいまから取り寄せれば、お金をかけずに読むことができます。
③社内でアンケートを取る
先日プレゼンの時に使ったようなGoogleフォームを使えば簡単に取れます。https://www.google.com/intl/ja_jp/forms/about/
注意点としては、異なる部署、異なる年齢、異なる職責で複数のアンケートを取ること(開発だけで企画する場合なら、開発メンバーだけで良いですが、会社全体のプロジェクトなら、複数のアンケートを取得するべきです)
さいごに
これでツッコミどころがないか、時間をかけてプロジェクトメンバー同士厳しい目の検証しあいましょう。
このプロジェクトの成否はこのリサーチにかかっていると言って過言ではありません。
■編集後記
昨日は中3の長女と外出。
期末試験も終わりホッとした様子で、日頃の悩みを聞いたり、最近どんなYou Tubeを見ているか?などの雑談をしました。
思わぬ、どうでも良い系統のYou Tube動画を見ているという共通点を発見して盛り上がりました。